このグラフは、「日本語学校が採用で重視するポイント」としてあげられているものです。
多くの日本語教育機関で採用時に重視されているのは「養成講座での学習歴」です。他コミュニケーション能力につづいて、「日本語教育能力検定試験合格」が並んでいます。グラフから、就職において「420時間コースの修了」と「試験合格」の2つが評価されていることがわかります。
420時間コースを修了していることで、「一定以上の実践的な教授スキルが備わっている」と判断され、検定試験に合格をしていると「日本語教育に関する基本的な理論知識が備わっている」と判断されると考えられます。
非常勤講師として働く場合でも420時間コース修了と試験合格は高く評価され、所属機関によっては、待遇に反映されるところもあります。また、日本語教師として専任教師を目指す場合にも「ダブルライセンス」を求められることも少なくありません。今後の日本語教師キャリアを考える上でも、「ダブルライセンス」は非常に重要と言えます。