ミンダナオ国際大学(MKD)とインターンシップ協定を締結

2018年11月下旬。
TCJはフィリピン・ミンダナオ島ダバオ市にある「ミンダナオ国際大学(MKD)」とインターンシップ協定を締結しました。

MKD内にて、イネス学長とTCJ三輪学院長をはじめ、双方の役員による調停式が執り行われました。

※インターンシップのプログラム内容に関しましては、こちらをご確認ください。

MKDとTCJの学校間での全面的な協力はもちろん、日本語教育を土台に、日本とフィリピンのさらなる友好関係の発展に繋がることを期待しています。

以下、MKDイネス学長とTCJ三輪学院長による、調停式の場における対談の様子をお届けいたします。

両学長による対談

(以下、三 : 三輪学院長、イ : イネス学長)

三 : この度はTCJとMKDのインターンシップ協定が滞りなく締結され、非常に嬉しく思います。

イ : ありがとうございます。我々もとても嬉しく、これからが楽しみです。

三 : まずは、ダバオ、そしてMKDの魅力を教えてください。

イ : そうですね、ドゥテルテ大統領がかつて20年間に渡りダバオ市長だったことで、とても安全になったこと。そして他のフィリピンの地域に比べ街が綺麗なことです。

さらに日本と歴史が深く、マニラ麻の栽培で20,000人の日本人が移民。現在フィリピンの日系人の80%がダバオに在住しています。そしてMKDは、フィリピンで唯一日本語を全学生に義務付けている大学です。日本語だけでなく日本文化やマナー教育にも注力しています。

現在日本の労働力不足により、フィリピンからも若い世代が日本に働きに行っていますが、日本文化やマナーをこと前に身につけているMKD卒業生が注目されているようです。

三 : 私もタクシーに乗ってダバオの街中を見ましたが、とても安全だということがわかりました。MKDが最近注力されているのはどんなことですか?

イ : MKDの新入生の多くは、日系人学校の卒業生で彼(女)らは小学校から日本語を学んでおり、入学時点ではN3もしくはN4レベルです。彼(女)らに対し、より高いレベルの日本語教育を施す必要があると思っています。

三 : TCJでは、これから養成講座を受講される方や修了生をインターンとして御校に送る計画がありますが、これがうまく機能することを期待しています。

イ : 私達もこのプロジェクトがMKDの大きなメリットになると思っています。今、日本では海外に出たいと希望する若者が少ないと聞きます。フィリピンでは、日本のような贅沢はできませんが、学べるものが多いと思っています。例えば、フィリピンには貧困問題があり、それを支えるボランティア組織が多いです。こういったことを直接体験することが、人生に大きな意味を与えると思っています。

三 : この10年を振り返ると、観光や留学等で日本に来る外国人は随分増えましたが、日本から海外に出て行く人は全く増えていません。このインターンシップ・プロジェクトが、日本人に海外生活を促せる貴重な経験を提供できればいいと思っています。

また、フィリピンは他のアジア諸国と異なり、英語でコミュニケーションできる点が、日本人には有り難いですね。このインターンを通じて、日本語教育だけでなく英語力もブラッシュアップ出来る、という魅力も伝えていきたいと思います。

三:MKDで学生たちが日本語を学ぶ動機は何でしょう?

イ : 動機は、時期によって変化しています。設立当時の2002年は、MKDに入学すれば日本に行けると思っている学生が多かったです。この5年は、日本文化、中でも日本の漫画やアニメ、コスプレ、音楽などが好きで日本語を学ぶ学生が増えています。

三 : 最後に、フィリピンでこれから更に日本語教育を普及する上での障害は何でしょうか?

イ : まさに日本語教師そのものが課題ですMKDでは420時間コース修了者はもちろん、大学であるため、修士以上の日本語教師も一定数雇う必要があります。現在は修士以上の方があまりいません。

またフィリピン全体で見ても、やはり日本語教師の不足が問題です。現在日本とフィリピンとの間に連携協定があり、介護、看護をはじめとする多くの分野にニーズがあることが分かっています。

ただ、日本で働くためには、N5では不十分で、最低N3レベルが必要だと考えます。近年、ダバオにも多くの日本語学校が開設されましたが、教師の水準が低いため、こうした高いレベルの日本語ニーズに応えられていないのが現状です。

三 : これから始まるインターンシップ・プログラムが、こうした問題解決のお役に立てればいいと思っています。そしてMKDとの提携が、TCJ養成講座の魅力となり、受講生や修了生のモチベーションの向上に繋がり、インターンシップを介して日本語教師を一人でも多く輩出できる。こうした好循環が作り出せればいいですね。本日は誠にありがとうございました。

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