日本語教師 インターン体験記 冨田道子さん

インターン体験記

冨田道子さん

行先はどのようにして決めましたか?

TCJの受講開始直後から、インターンプログラムに参加しようと決めており、行先として、留学生の数が非常に増えていることや現在の勤務先の会社でアルバイトしている留学生と接する機会があったことから、漠然とベトナムを考えました。

とはいうものの、渡航経験も少なく東南アジアは初めてでしたので、不安もありました。

そこでインターン受け入れ先一覧の条件を参考にしながら(空港までの送迎や宿泊先の提供など)、TCJの担当の方に相談をして決めました。

担当している授業について教えてください。

浴衣と着物の違いを紹介したり、浴衣の着付けや書道、折り紙やけん玉などの昔の遊びをしたり、という楽しみながら文化を紹介する授業を担当しました。通常、文法をベトナム人先生、会話練習を日本人先生が担当するというスタイルで授業を行っている学校で、本校と分校があり、5日間は分校、後の4日間は本校に行きました。

分校では日本人先生の授業を見学し、授業内に学習者たちと会話する時間を作っていただき、後半の2日間は、書道をしたり、昔の遊びをしたり、学習者の方に浴衣の着付けをしました。

本校では、日本人先生の授業見学、ベトナム人先生の授業見学を行った後、同様に交流する時間をとっていただき、最終日の1コマは一人で授業を担当(着物と浴衣の違いの説明と浴衣の着付け)し、午後から2時間の交流会で50人近い希望者の学習者に浴衣の説明を行った後ベトナム人先生方と一緒に、着付けを行いました。

現場に立ってみて、TCJで学んだことはどう活きていますか?

クラスによって学習者の方々のレベルに大きな差がありましたので、語彙コントロールについて、様子を見ながら判断していきました。その際、模擬授業での先生方の話し方を思い出していました。

また、授業に入って見学をさせていただいている間も、TCJで学んだことを思い出しながら、共通点や違いを見つけることで、改めて納得するようなこともありました。

授業以外での、そちらでの生活の様子などを教えてください。

交流した学習者と学校を離れて出かけたり、担当してくださった日本人先生が毎週、日曜日に通われているというボランティア教室に参加させてもらったりしました。

バイクの量が多く、幅の狭い道を渡るだけでも気を使い、また、道を覚えるのが苦手なうえに似たようなお店が多いので、戸惑いもありましたが、指差しだけでオーダーできそうなお店に入り一人で食事をしたり、コンビニで買い物したり、市場をみたり、短い時間ですが毎日、近所を歩いていました。

本校の近くには少し大きな市場もありましたので、昼や学校が終わってから現地の先生におすすめのお店に連れて行ってもらうこともありました。

雨季ですので、時々雨が降りますが、20分ほどで止むのでさほど気にならず、気温は日によって差はあるものの、この時期の日本より過ごしやすかったです。窓を閉めてエアコンを消した状態で気にならない日もありました。

一日の生活はどのようなスケジュールでしたか。一例を教えてください。

※①8:00~17:00 ②13:00~

時間 平日 土/日
8:00 ①    徒歩にて学校着 バスで移動
9:00 ②    近所の散策や買い物 日本語を学ぶボランティアでの日本語会話に参加。
10:00 ①    ベトナム人先生授業見学(大地第1課
11:00 ①    同クラスで日本人先生授業見学(ひらがな読み) 数名の学習者と待ち合わせて観光
12:00 ② 車にて学校着
13:00 ①    ベトナム人先生授業見学(漢字)

②    日本人先生と書道体験授業(ひらがな、カタカナクラス)~15:00

14:00
15:00
16:00 ①    日本人先生授業見学(わたしは~です。~じゃありません。)
17:00 ①    下校 ②日本人先生と書道体験授業(N5クラス)~19:00
18:00 ①    帰宅。シャワー後、夕食と散策
19:00 ②    日本人先生と書道体験授業(ひらがな、カタカナクラス)~20:30
20:00 ①    明日の授業準備など
21:00 ②    帰宅 帰宅
22:00
23:00 ①    ②就寝

現地の学校からサポートなどはありましたか。

空港までの送迎、学校で寮として借りている部屋の提供(電気代とサービス料は別途支払い)をしていただきました。

言葉の通じない初めての場所で迎えに来ていただけたことは非常に有難いことでした。寮は、前半5日間、同行させていただいた日本人の先生と同じでしたので、一緒に集合場所まで歩いてから、車で30分ほどの学校に向かい、帰りも同様に車→集合場所→徒歩で寮まで戻ることができました。(後半4日間は徒歩圏内の学校でしたので一人で行き来しました)。

インターンの中で一番印象的だったことは何ですか。

印象的な出来事は数多くありましたが、中でも様々な年齢の方が様々な目的で日本語を勉強しているのを目の当たりにしたことが心に残りました。

現地へ持って行って役に立ったものは何ですか。

持って行って役に立ったもの

教材兼お土産の浴衣や書道の道具など

消臭アロマスプレー(部屋干しの洗濯物用)

晴雨兼用折り畳み傘(強い日差しと突然の雨に対応できます)

持っていけばよかったと思うもの

食器(マグカップ、器、スプーンなど)

マスク(バイクに乗せてもらうときは必須、大通りを歩く時もあったほうが良いです)

(バイク用のカッパがあると便利かもしれませんが道端で簡易なものを買うこともできます)

最後に、これからインターンに行かれる方にメッセージをお願いします。

日本に来る前の留学生たちが学んでいる姿をみること、日本に来ることを目的としていない、年齢層も立場も様々な学習者の存在を知ることで日本語教師という仕事について幅の広さを感じることができました。

素直でひたむきな学習者、熱心に授業をしている現地の先生方との出会いが、自分自身のモチベーションを飛躍的に上げてくれることは間違いないと思います!

現地の先生方は日本の様子や日本での教え方に興味を持っていらっしゃるので、積極的に話しかけてみるとよいと思います。

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