日本語教師 インターン体験記 永井りえ子さん

nagai0

氏名: 永井りえ子 さん
インターン機関:ブンピシットランゲージスクール(タイ)

行先はどのようにして決めましたか。

東京中央日本語学院から配信されるインターン募集の案内メールを拝見致しました。

一週間~一カ月の短期インターンは希少で、会社勤務がある私にとって貴重な募集でした。400BTの手当/日、昼食20BTでランチボックス付、コンドミディアム住居無料、との条件も破格でした。

現地での活動内容(担当した授業)について教えてください。

開校以来、日本語能力試験N3合格者を技能実習生ではなく、「ITエンジニア」として派遣する新設クラス一期生3名専属として授業を担当致しました。

ウィス校長先生の方針は、「日本語母語話者と会話練習ができればなんでもよい」とかなりおおざっぱなものでしたが、学生に聞き取りを行ったところ、2016年12月4日実施の能力試験に合格することが最大目標、使命であるが何の対策もしていない、との事から、みんなの日本語Ⅲで文法確認しながら、1カ月後に控えた試験の対策授業を重点と致しました。

3名専属として授業

 

現場に立ってみて、TCJで学んだことはどう活きていますか。

入学したばかりの初級者対象、との事前打ち合わせでしたので持参した資料、教科書は一切役に立ちませんでした。

検定試験の対策授業など持ったこともございませんが、学習者としてTCJの恩師各位から受けた理論、検定試験対策授業を思い出しました。

先生方がどんな資料を準備し、どんな進め方をし、どのような読解をおこなったのか、文法を導入するときの注意点、準備も素材もないときに何が武器になるか、など眠っていた「長期記憶」を「検索」フル回転して当時の先生方の姿を模倣させていただきました。

授業以外では、どのようなことをしましたか。現地での生活はどうでしたか。

現地での生活

土日の休日は、終日学生三人と行動をともにしました。王宮、ワット寺院など、名立たる有名観光名所を初め、学生たちの生活に密着した場所、飲食店などにも案内していただきました。

平日は、朝食以外は常に一緒に行動してもらいました。

一人の昼食、夕食は淋しい、と学生たちに素直に訴え、何をするにもどこへ行くにも、いつも同行していただき大変感謝しております。おかげで日本語学習だけでなく、人生観や就職活動、学校教育制度や恋愛観など多岐にわたり生の異文化交流ができました。

一日の生活はどのようなスケジュールでしたか。一例を教えてください。

時間 平日 土/日
8:30 学生のお迎え
9:00 授業開始(本来は10:00~) 学生のお迎え
10:00 終日観光、ショッピング
11:00
12:00 昼食(調理、またはお店)
13:00 午後授業開始

 

 

 

授業終了(本来は16:00)

14:00
15:00
16:00
17:00
18:00 学生と夕食(学生のいきつけ) 夕食
19:00 解散
20:00 解散

現地の学校からサポートなどはありましたか。

事前に伺っていた条件と全く違うことが多すぎ、校長先生に強く自己主張しすぎたせいか、こちらの要求以上のことに様々なご配慮をいただき大変恐縮でした。(高級カニ料理店での接待、タイ式マッサージ店での接待、土日観光で必要な交通費、諸経費を学校が負担、wi-fi・携帯電話支給、専用プリンター支給、コンドミディアムでの調理器具一式の貸与など)。

TCJからも是非、ウィス校長先生にお礼申し上げて頂けると幸いです。

インターンの中で一番印象的だったことは何ですか。

日本の価値観は一切通じない、と前もって心の準備が大事だと痛感しました。

そして、それを楽しむ度量と、同時に自分の正当な主張はしっかりすることの大切さを実感いたしました。なにより、やはり行って確かめる、生の学生、現場に触れることが何より重要だと再認識致しました。

理論や諸官庁のHPで確認した知識として知っている各種制度が目の前で展開されている、万能とは言えない制度に人生をかけ、夢いっぱいで日本で活躍しようとする学習者や教育機関関係者の情熱やご尽力を目の当たりにし実感することで、しっかり自分のものにすることができました。

現地へ持って行って役に立ったものは何ですか。

持って行って役に立ったもの

・アイロン
・黒一色の衣服(タイ国王ご逝去による喪中ムードは想像以上でした)
・パソコン

持っていけばよかったと思うもの

・日本の調味料各種(学生と日本料理を作る際、現地で買うと高い、ない)

最後に、これからインターンに行かれる方にメッセージをお願いします。

とにかく楽しんでください。考えていること、疑問、意志は言葉にし、積極的にコミュニケーションを持つとなお信頼され、楽しくなります。

日本における日本語学校の教育水準と比較すると低いですが、それに甘んじることなく、日本の教育機関で行われていると同等の品質の高い授業を提供するよう心がけて下さい。

そして、様々な意味で架け橋となり、一度得た縁を大切に末永く続けていただければ、と存じます。いまはFBやLINEで簡単につながれますから!

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

他にも多くのインターン生がいらっしゃいます

無料資料請求  個別カウンセリング