国慶節で学生の故郷を訪問

新年度が始まり、同じクラスを受け持つことになった3年2組の学生たちと、久しぶりに食事に行きました。市内で有名な老舗の地元料理店「状元楼」。「状元」というのは、昔行われていた科挙の試験の一番を表します。先学期、別のクラスの学生たちとも食事した店ですが、相変わらずの賑わい。予約してもらっていたので、すぐ席につけました。スイカ・ジュースで乾杯。

9月から、関西外国語大学に留学しているクラスメートの話題など。中国版フェイスブック、QQで頻繁に連絡をとりあっている様子で、リアルタイムで日本にいる友人とチャットしている様子が面白かったです。
この日は、革靴がぼろぼろになってしまったので、新しい靴を買うのにつきあってもらったのですが、特別セールで150元(2500円程度)の靴をゲット。安い安い、と喜びましたが、学生たちからは、「安物買いの銭失い」と笑われてしまいました。学生たちのスニーカーは700元から800元もするらしいのです。

新年度がスタートしたばかりなので、まだ一週間のリズムが掴めず、何となく慌ただしい日々を送っています。授業内容も少し変えてみようと、学生たちにアンケートをとりました。授業中、日本のドラマやアニメが観たい、ゲームをやりたいなど、言いたい放題。皆、教科書は退屈そうなので、基本はぶれずに、新しい要素を取り入れてみたいと思っています。但し、教科書から離れた授業をしようとすると、色々と準備が大変。悪戦苦闘の日々が続いています。

9月19日から21日までの三日間は、中秋節で授業はお休み。しかし、次に控える国慶節の長期の休みに入るため、振替授業で週末もずっと出勤。ずっと、授業準備に追われていました。但し、一番親しい学生の多い3年2組の女子学生たち3人とは、頻繁に会っていました。おばあさんが作ったという月餅を持って来てくれたり、ネットでのショッピングの手助けをしてもらったり。一緒に食事にも出かけ、その日は十五夜にあたる満月の夜で、一番月が大きくなる 19時13分にカウントダウンし、きれいな月を眺めながら美味しい料理に舌鼓をうちました。次の十五夜は2022年だそうですが、その頃皆は何をやっているのでしょうね。
満月 手作りの月餅

軽い鼻風邪をひいて、授業中、声がかれることもありましたが、ともかく休みなしで、連日の授業。国慶節休暇前の、怒濤の9日間連続授業が始まりました。先々の教案を考え、午前は授業、午後は授業準備に追われる日々です。「日本語コーナー」という、学生に日本語及び日本文化を教える時間帯もあり、その準備も大変でした。

そんな中でも、来年4月から、拓殖大学に留学を決めたという3年生の学生もちらほらいて、大学に提出するレターの添削や指導なども行いました。また、普段は、授業中にずっと寝ている学生が、授業でこれをやりましょう!と珍しく提案してきて、ダウンロードした、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」を授業中、40分くらい一緒に鑑賞しました。宮崎駿監督作品「風たちぬ」製作の舞台裏に迫る内容で、勿論、中国語字幕付きです。中国での宮崎アニメ及びジブリ・ファンは本当に多くて、皆、熱心に観入っていました。

そして、待望の国慶節。ようやく1週間の休みが始まりました。学生たちの多くも帰省します。今回の休みには、上述の3人の女子学生たちの故郷の街をめぐる4泊5日の旅行にでかけました。

先ずは、9月30日。午前中で授業が終了したので、学生と夕方に待ち会わせて紹興を出発。高速鉄道(時速200キロ)に1時間ほど乗って、上海にほど近い嘉善という街へ。翌10月1日は、西塘という観光地で一日遊びました。古い町並みを残した風情のある所で、軽食店やレストラン、雑貨、土産屋がぎっしり。ものすごい数の人出で身動きもとれないほどでした。夜は、市内にある、食べ放題のレストランへ。

10月2日は、嘉善からバスに乗って南下し、慈渓という街へ。別の学生と、その母親、親戚と会って食事をし、杭州湾湿地公園という広大な公園を訪ねました。コスモスが咲き乱れる美しい公園で、3人乗り自転車にも乗ったりして、楽しく過ごしました。
コスモスが咲き乱れる湿地公園 3人乗り自転車

2日夜に、また別の学生の故郷である寧波へ移動。寧波は浙江省第2の大都会で、外資系のホテルが立ち並び、ユニクロはじめ日本や欧米のブランドショップが軒を並べる賑やかな街でした。

3日は終日、市内観光。モダンな建築デザインの博物館で充実した展示物に見入ったり、日本食レストランでてんぷらや親子丼を食べたり、夜は川沿いのバンド(上海で有名なあのバンドより歴史が古い)のしゃれた町並みを散策したりしました。洋風のレストランでは世界中のビールも味わうことができ、お気に入りのアメリカのビール、ブルックリン・ラガーも堪能することができました。寧波は日本人とも関係の深い、鑑真や道元、最澄もいたところですが、古くからの遺跡もあり、豊かな土地柄という印象でした。寧波人は「活化石」(生きている化石)と呼ばれているようです。
寧波老街 博物館

そして4日、越秀外国語学院の同じ3年生の別のクラスの女子学生も加わり、また寧波市内観光。天一閣という、中国最古の私設図書館を見学したり、地元の特産の海鮮料理を味わったりしました。そして夕方発の高速鉄道で50分かけて、紹興に帰り着きました。
車中(寧波から紹興へ)

連日、朝から晩まで、学生たちと歩き回って、本当に疲れましたが、とても充実した楽しい5日間でした。

8日からは、授業が再開します。また、授業準備に追われる忙しい日々が始まりますが、頑張ってゆきたいと思います。

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