文化祭に、特別講座・・・大きいイベントが無事終了!

先学期から、日本人教師全員に課せられた、授業とは別のエクストラの<特別講座>発表の順番が廻ってきました。夏休みの頃から少しづつ準備していたのですが、前職である映画配給会社勤務時代 のことや、専門である映画の話をしようと草稿を書き付けたり構成を考えたりしておりました。他にも授業の準備をしたりしているうちに、あっけなく国慶節の休みが終わりました。

そんな折、妻の教え子で6月に卒業したばかりのCさんが訪ねに来てくれました。普段は杭州でアルバイトをしているとかで、卒業後もドラマ『花子とアン』を見たり、『赤毛のアン』の日本語版の本を読んでいたりと、熱心に日本語に取り組んでいるようで感心しました。一緒に市内の日本料理店に行って昼食を共にし、旧交を温めました。実は彼女は日本大手通販会社でこれから商品管理の仕事をすることが決まり、いよいよ社会人としての一歩が始まりますが、また彼女からのいろいろな報告を今からとても楽しみにしています。

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連休明けの3年生の会話の授業から、授業内にゲームを取り入れるようにしています。退屈そうにしている学生の姿を極力見たくないこともあって、少し でも授業を活性化できれば、と考えたからです。<マジカル・バナナ>などの連想リレーなどをやって、罰ゲーム(歌)もさせたりして、少しは盛り上がりが感じられるようになりました。しかし、今後も次々に新しいネタを考えなければならず、大変ですね。

そして連休明けから、1年生の早朝自習の指導も始まりました。週に1回だけですが、朝7時半から20分間だけ、初々しい新入生たちに、挨拶の言葉などを教えています。ひとクラス30人以上いるので個人練習などをやっていると、あっという間に時間が過ぎて、わりと気楽にやれていますが。

<特別講座>では通訳に親しくしている4年生二人、司会及び進行に教え子の3年生一人、PCなど映像機材の操作にやは り3年生一人に協力してもらうことにして、準備を進めました。専門用語の多い講演の文章を渡して翻訳してもらったり、紹介するオススメ日本映画の映像探し(ダウンロード)を頼んだりして、着々と準備を進めました。開催の日時も決めて、学生たちに告知をしようとしましたが、その矢先に誤算が。講演日の翌日と翌々日が、<スポーツデイ(運動会)>の休講日だったので日時を決めていたのですが、なんと<スポーツデイ>自体の開催日が急遽変更になり、休講日の予定だった日も通常の授業日になってしまったのです。あわてて、開催日を1日繰り上げることにしました。中国ではスケジュールが簡単に変更されたりすることが日常茶飯事で「予定」が全く立てられない、と実感。しかも、その変更の 情報を教師たちが知らず、むしろ学生たちの方が早くつかんでいるところが笑えました。

突如、物事が決まる。そして、それに合わせて動かされて振り回される。そんなことが他にも起こりました。突然、学校サイドと打ち合わせがあります、と妻が呼び出され、何のことかと思ったら、一週間余後の10月18日(土)にニューキャンパスで<文化祭>を開催するので協力してほしい、というのです。当日は日本人教師もできるだけ参加して、日本食(寿司、たこ焼きなど)を作るデモストレーションや、日本文化紹介(折り紙、けん玉、将棋など)や、合唱や演奏などもやってほしいとのこと。着物(和服)も用意するので、それを着て参加するように、というお達しです。

妻は、外国人教師たちとの渉外を担当する外事処と教務課の実務担当者たちに呼び出されては、度々打ち合わせをしたり、他の日本人教師たちとも相談したりして準備に追われていました。当日手伝いを頼む茶道部の学生を確保することに始まり、学校サイドが発注する食材のリスト作りやら、たこ焼き機材探しやら、当日演奏(合唱)する歌の練習やら大忙し!この<文化祭>、浙江省全土で開かれる運動会のプレ・イベントであるオープン・キャンパスデイに合わせた祭典とのことなのですが、どうやら、あくまで「上の方のお偉いさん」の視察に対するアピールが狙いらしく、「バカバカしい!」と嘆いたり、あきれたりする外国人教師たちも多かったです。私も「特別講座」の方が気がかりで、準備は妻に まかせきりでした。

2年生の会話クラスの授業では、やはり苦戦が続いています。会話力やコミュニケーション力の欠如が顕著ですが、それ以上にモチベーションの低さが気になります。だるそうに授業を受けている学生たちの様子を見るにつけ、その都度、心を痛めて落胆を繰り返しています。何とかしないと、と頭を悩ませています。

こうしたイベントの準備や打ち合わせに追われて、瞬く間に日々が過ぎて、10月18日。いよいよ<文化祭>当日。午前9時半に学校が用意したバスで出発して、10時過ぎにニューキャンパスの会場に到着。晴天に恵まれ暑いくらいの陽気でした。早速、食材や什器を準備して、我々日本人教師は3つのテーブルに別れて、それぞれ、巻 寿司、塩むすび、たこ焼きの作成実演に着手しました。着物を来た女子学生たちも到着して、茶道部の学生たちが茶道をしたり、手があいている教師たちは法被(はっぴ)やじんべいや着物を羽織って、けん玉を学生や他の外国人教師たちに教えたり、折り紙をしたり将棋をしたりして過ごしました。

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昼食の休憩時には、妻の教え子の卒業生でバリバリとサラリーマンをやっているTくんも訪ねに来てくれて歓談しました。「お偉いさん」の到着が遅れたようで、午後2時過ぎにようやく式典が始まりました。アラブ人の教師やその学生たちによる勇壮な踊りから始まり、舞踏や歌唱などが続き、その後、我々、出席した日本人教師たち計6人も揃って舞台に上がり、「上を向いて歩こう」を熱唱し ました。そのあと妻は、欧米系の先 生たちとも英語の歌を2曲うたい、楽しい雰囲気を盛り上げました。

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ステージではまだ式典が続いていましたが、「お偉いさん」の視察が済んだらしく、その後、あわてて即、撤収。再びバスに揺られて戻り、ぐったりと疲れた1日が終わりました。まあ、振り返ってみると、以外と楽しかった、という印象もありましたが・・・。

そして10月21日。いよいよ<特別講座>の日がやって来ました。テーマは『日本の映画』。

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その数日前から、親しくしている4年生や、授業で顔を合わせている3年生の学生たちに、是非、聴きに来てね、と声を掛けていましたが、動員が不安。会場が、学内で2番目に大きい、図書館の報告庁だったため、あまりに受講者が少ないと悲惨だなあ、と心配しておりました。

しかし、そんな不安も杞憂に終 わり、開場してみたら大盛況!100人を超す学生が来てくれて感激しました。午後3時半頃にスタート。映画会社勤務時代のエピソードに始まり、日本の映画産業の現状、日本映画の歴史などについて話を進めました。そして、この10年間に観た日本映画の中で特にオススメの10作品をその予告編を上映しながら紹介しました。最後は日本から持ってきたDVDで映画『男はつらいよ』の上映。日本語字幕の付いた本編を皆で鑑賞しました。時間が足りなくなって予定していたスケジュールを若干はしょりましたが、通訳も映像操作関係も全く問題無く順調に進行できて5時過ぎに終了。

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無事に終わってほっと胸をなで下ろしました。終演後は、お手伝いしてくれた学生たちを招いて、市内の日本料理店で夕食を共 にしました。揚げ出し豆腐、天ぷら、にぎり寿司など。冷えたキリン・ビールも美味しかったです。

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主だったイベントも終わって、ほっと人心地付いたところです。また通常の授業などに明け暮れる日々の再開です。授業の質を高めて楽しいクラス運営を目指していますが、どうなることやら・・・。

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