日本語教師ブログ – モンゴル編「ウランバートルの空に」vol.26

幻の秋休み(?)そして第2学期に突入!【前半】

10月27日(土)
この日は、日本語科のN先生からのお誘いを受けて、我々のアパートからほど近い『ULAANBAATAR PALACE』というコンサート・ホールで『UBテレビ局』が主催するコンサートに出かけました。3,000人収容の大ホールは超満員ですごい熱気。司会はN先生の姪御さんで、モンゴルでとても有名なアナウンサー兼作詞家。

モンゴルを代表する人気歌手30人ほどが出演して、民謡、クラシック、ポップス、ロックなどさまざまな歌を聞くことができました。皆、とても歌がじょうずで味わいのある歌声。若者たちのダンス・パフォーマンスはアメリカのHIP-HOPやK-POPのノリで、歌手たちの歌はロシア風。

しかし、全体に伝統舞踊や衣装は中央アジア、それも特にカザフスタンに酷似していると感じました。19:45に開演し終演は24:00。一切、休憩なしで4時間以上にもわたり、さすがに疲れましたが、チケット代は、たったの40,000tg.(2,000円)。
とても貴重な体験ができた一夜でした。

28日(日)
14時頃、日大・三島校にホームステイする一行が成田空港に到着した旨、引率の校長夫人Hさんより早速妻のスマホに届きました。生徒たちのやや緊張した写真に思わず笑いました。

一方、日本語科のリーダーのS先生に確認したところ、秋休み期間中は生徒は休みでも教師は全員出勤すべしとのこと。なーんだ、とがっかりしました。

29日(月)
秋休み期間中はいつもより遅い9時〜17時勤務。午前中、日大の先生方から早速、学校説明会を開いたことや生徒たちが学食でランチをとっている写真などが送られてきました。随分と広くてきれいな校舎で驚きました。

昼は珍しく同僚の年配のS先生と映画談議。彼も無類の映画好きで単館系の作品が好み。昨日、市内の映画館で開催された映画祭を観に行き日本映画『万引き家族』も上映されて観たと。モンゴルで日本映画が上映されることは滅多になく(ふだんはモンゴル映画かハリウッド映画のみ)、満席だったとのことでした。

他方、若いS先生はウランバートルの少年たちと野球チームを作って活動をしており、その資金集めのために地元の日本企業に協賛金を募りたいので、その相談にのってあげました。

10月30日(火)
朝一で、G教頭から突然「時間に余裕があったら娘のSに日本語を教えてほしい」と頼まれました。11年生で私のクラスの生徒ですが、日本語を学び始めてまだ2か月。確かに他の生徒のレベルからはだいぶ遅れをとっています。OKし早速、10時半から12時までマン・ツー・マンで特訓。

彼女は飲み込みも早く、何より英語が達者なので、授業の合間には、ずっと英語で彼女の家族のことや、好みの映画やファッション、さらにはモンゴルの歴史についてまで話を聞くこともできました。まだ14歳なのに両親とも共働きで忙しいので鍵っ子で、とてもしっかりしている子です。

午後は日本人教師4人で会議。ビギナー生徒向けに補講をしないと同じクラスでも同時進行で授業を進めにくいので、年配のS先生の受け持つ9、10年生のうち何人かを他の3人で受け持つことに。私も週に4コマ増え週14コマに。ますます忙しくなりそうです。

31日(水)
午前中、またG教頭の娘Sの個人レッスン。「なぜ、モンゴル人はこうも中国人が嫌いなのか?」と問うと、「清との戦いでさんざん嫌な目にあったから」と。逆に若い世代でもロシア人は好きで、特にファッションやメイクに惹かれるとのこと。
好きな日本のアニメは『となりのトトロ』『One Piece』『NARUTO』とのこと。

11月1日(木)
終日、第1学期のまとめ作成に追われました。生徒の出席率、授業内容、生徒たちの授業態度などについての書き方を教えてもらい、詳細に書いてG教頭に提出しました。1学期は評価はなしで、私は担当学生数が少ないので、すぐ終わりました。

モンゴル人の先生が2人お辞めになるらしい。モンゴルの学校は教師も生徒も転出・転入がともかく多いそうです。

2日(金)
今日は休み。疲労が蓄積していたのか14時間も眠ってしまい、ゆっくりと起きそれから近くの繁華街に出かけて、以前から気になっていたセレクト・ショップでジーンズを購入。50,000tg.(2,500円)近くもしましたが良い買い物ができました。

3日(土)
同僚の両S先生を誘って我々4人で市内のホテル内にある日本式大浴場に出かける日。その前に学校の前のザハ(市場)内にある床屋で、当地に来て初めての散髪を。
身振り手振りで2cmほど切ってほしいと頼み、ちゃんと切りそろえてもらいました。10分もかからず料金は5,000tg.(250円)。妻も別の理髪店でカットとブローを。こちらは15,000tg.(750円)したそうです。

15時に学校で両S先生と待ち合わせてタクシーでホテルへ。
12月2日にモンゴル日本人会の忘年会があるらしいけれど、会費が80,000tg.もするとか。ちなみに日本人会には300人以上が登録されているとのことで、その人数の多さに驚きました。

15:40過ぎに目的地の『FLOWER HOTER』に到着。ここは、我々が3年前に初めてモンゴルに観光旅行に来た時に泊まったホテルで、モンゴルで初めて日本人観光客用に作られた日系老舗ホテル。日本語が話せるスタッフが多く、それで日本人好みの大浴場があるのです。

入浴料は21,000tg余(1,000円)。タオル類やシャンプーなども完備。早速、男3人で男湯に。両S先生とも、ふだんはシャワーのみで、特に年配のS先生は「風呂に入るなんて何年ぶりだろう」と感慨深気。
ゆったりと熱い湯に浸かって「ふ〜」とか「あ〜」とか言いながらリラックス。その後もサウナにこもって、しこたま汗をかきました。

お風呂上りに、すぐ近くのウクライナ料理のレストランで夕食をとることにしました。『Opanas』というウクライナの民族色をちりばめた、かわいらしい装飾がほどこされた店で、サリャンカ(ウクライナ風ボルシチ)、ビーフカツレツ、サーモンステーキ、魚の酢漬け、黒パンなど。学校の話や生徒の話、モンゴルの家庭事情、お二人が旅した南ゴビのことなどが話題に。楽しい時間がすごせました。

その後、近くの大型スーパー『emart』に足を伸ばし、店内を紹介してもらいながらショッピング。年配のS先生は真冬用のロング・ダウンジャケットを190,000tg.(9,500円)でゲットされ、とても喜んでおられました。

vol.27へつづく

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