日本語教師ブログ – モンゴル編「ウランバートルの空に」vol.28

JLPT試験に向けて生徒たちを叱咤激励の日々!【前半】

11月12日(月)
先日『モンゴル・日本文化センター』でもらってきた日本への留学希望者向けのパンフレットを11年生の男子Mと女子Eに渡しました。二人とも日本にホームステイ旅行してきた生徒で、より学習意欲を高めたいという狙いでした。資格や条件、スケジュールなどが詳細にモンゴル語で紹介・説明してあるのでとても喜んでくれました。特にEは「ありがとうございます!」と声を弾ませて熱心に読みふけっていました。

12年生のDにも同じパンフレットを渡して「自分でよく読んで、ご家族の人ともよく相談して考えなさい」と。彼女は間もなくJLPT試験のN2を受験するし、この学校では1、2を争う優秀な生徒なので是非とも日本に留学して「将来への夢」を掴んで欲しいと日頃から思っているのです。

14時半からは、N5受験者用の模擬試験を実施。25名に「文字・語彙」「文法・読解」「聴解」の3つの科目をできるだけ本試験と同じような手順で行いました。意外(?)とスラスラと問題を解いていって、予定の100分より短縮して85分で終了。それでも後かたずけや整理などで2時間以上かかって終了したら既に17時過ぎ。帰り際にN校長から珍しく「Thank you!」と声をかけてもらいました。

13日(火)
朝から昨日行ったN5模擬試験の配点や総合点の算出などについてS先生と確認。「文字・語彙・文法・読解」で計120点、「聴解」で計60点。総合180点満点で、合格ラインは80点以上とのこと。

ホームステイでお世話になった日大の先生方やホスト・ファミリーへのお礼の手紙を早く生徒たちに書かせようとしましたが、内容は拙くもきちんと書いて便箋や封筒もきれいなものを使って提出する生徒もいれば、いくら言ってもなかなか書こうとしない生徒も。

「日本人の慣習として謝意を表すことは重要だよ」と説いてもなかなか理解してもらえず、11年生のMには遂に怒鳴ってしまい、相手がむくれてしまう一幕も。

授業が終わり15時前からN5模擬試験の採点。こちらで正解を伝え自主採点させました。正解すると「わああ」と歓声をあげたり、ガッツポーズする中学生も。そして「総合点で80点以上取れた人は手をあげて」と言うと25名中、13名が挙手。予想以上の数?最後に「気を抜かないで、あと半月少し、頑張って勉強しよう」と釘は刺しました。

14日(水)
今学期自分にとっての課題の11年生クラス。できるだけ彼らとの距離を縮めようと、一人一人と個別にコミュニケーションをとり、各人の学力レベルや今後の目標などを細かく伝えるようにしました。昨日のN5模擬試験の結果も各人にメモを渡して、弱い部分、もっと力を入れて勉強すべきポイントを伝え、彼らの意見も聞きました。

15日(木)
11年生に初めて聴解練習をやらせました。半数以上の生徒は聴き取れましたが、残りはさっぱりという感じ。まず「聴くことができる」が重要で、そうでないと授業が成り立たたないので「聴く」「話す」からの会話練習の重要性を再認識させられました。12年生のDはさすがに聴解練習をやらせてもスラスラでした。

16日(金)
JLPT試験に向けて生徒たちのお尻をたたこうと思いましたが、来週末に『全校生徒による学芸会』があるらしく、ダンス、ピアノ演奏、合唱などを披露するために、高校生は、その練習の方に目が向いてしまっています。なんともノンビリしたもの!かつて教えた、試験慣れして競争意識の高い中国人の学生とは大違い。まあ、そういった文化・芸術に意識の高いモンゴル人たちに好感が持てるといえば、そうなのかもしれないのですが・・・。

15時過ぎより、今度は明日行う『第1回外国語ナーダム』コンテストの打合わせ。日本語科の教師7名と英語科の教師2名が集まって、当日の進行や段取り、そして各競技の担当がその内容を実演・説明してみせて配点を決めたりしました。

日本語の競技は「輪投げ」(漢字に当てはまる言葉の部分に机の脚を配置し、そこへ輪を入れさせる)、「なぞなぞ」(漢字と絵カードを組み合わせて文章を当てさせる)、「部首」(にんべんとさんずいを使う漢字を書かせる)、「ばらばら」(漢字一文字の造りを分解してカードにし、それを組み合わさせる)の4種目。

英語の競技は、「ピクショナリー」(一人の生徒に答えを教え、身振り手振り、あるいは黒板に絵を描いて、他の生徒にその単語を当てさせる)、「著名人の名言のセンテンス作り」(ばらばらにした単語を組み合わせて文章を作らせる)の2種目。A~Hまで8チーム(各10名余の中学生と高校生の混合チーム)を作って、チームごとに競わせるというものです。

vol.29「JLPT試験に向けて生徒たちを叱咤激励の日々!【後半】」へつづく

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