日本語教師ブログ – モンゴル編「ウランバートルの空に」vol.29

JLPT試験に向けて生徒たちを叱咤激励の日々!【後半】

17日(土)
『第1回外国語ナーダム』開催日。この学校として開催するのは初めてで、担当教師たちは早くから出勤。そして9時から開催予定の筈でしたが、肝心の生徒たちの集まりが悪く、時間を遅らせてスタートしました。1階の体育館に生徒を集め、日本語科の責任者のS先生から挨拶と競技の内容などについて説明し、続いてN校長の挨拶、校長夫人のHさんの挨拶。

校舎内のいくつかの教室を競技会場として、担当者はスタンバイ。私は日本語科のB先生とペアを組んで「ばらばら」を担当しました。9時半より開始。次々と各チームがやってきて、私の合図とともに一斉に机に並べたカードを手に取って「ああでもない、こうでもない」と考えながら漢字を組み合わせていきます。

正解してできあがったものは別のテーブルに並べていきます。中には「これで正解?」と聞く子もいて「だめだめ、自分で考えなさい」と。どのチームにも大体一人か二人、漢字に強い生徒がいて、その子がリーダーとなって、どんどん組み合わせていきます。

眉間にしあを寄せて「うーん」と考え込んだりする中学生やら最初から諦めてぼーっとしているだけの子も。圧巻は、やはり12年生のD。彼女一人でさっさと完成させ他の生徒は見ているだけ。驚いたのは校長夫人のHさんまで生徒に混じって競技に参加したこと。何にでもトライしてみようとする彼女の積極性には感心しました。

12時前に、ほぼ全ての競技が終了して、すぐにチーム毎の総合得点を計算し順位が決定しました。そして私は表彰状に優勝チーム参加者の名前を一人づつ手書きしたりして諸々の準備を整え、12時半より閉会式。G教頭の挨拶に続いて私が主催側の教師陣を代表して講評のスピーチをしました。

「みなさん、楽しかったですか?難しかったですか?特に日本語の場合、漢字を苦手にしている人が多いので、少しでも漢字に対する抵抗感をなくして漢字に興味が持てるように工夫しました。普段あまり交流のない中学生と高校生がともに力を合わせてがんばったことことが、一番、良かったです。これからもお互いに仲良く勉強していきましょう」と締めくくりました。

そしていよいよ結果発表。3位、2位と発表し、優勝チームを告げると一斉に弾けるような歓声と拍手が。そのチームの一人一人に表彰状を手渡して握手。各チームに参加賞(少し高級なお菓子セットなど)も渡し、最後に全員で記念撮影。13時過ぎにようやくお開きとなりました。優勝チームには特別に大きなホール・ケーキが渡され、皆嬉しそうにパクついていました。


先生方は皆ヘトヘト。早速校長がピザを注文してくれ一緒に食べました。その後1階の『MONA COFFEE』へ行き日本人の先生二人と今日の生徒の出来具合などの感想を言ったり、12月9日に開催される『中学生及び高校生によるモンゴル全国規模の漢字ナーダム』の話題に。

この学校からも中学生5名と高校生5名を選抜して参加させることになるとか。その選考試験を急遽、来週の月曜日に実施することになりました。その前には12月2日のJLPT試験もあるし、いかに生徒たちのモチベーションを維持するか。ともかく今学期末まではノンストップで忙しくなりそうです。

19日(月)
朝一から、11年生でJLPTのN5とN4を受験する生徒6名に、それぞれコメントを書いたメモを準備したり、今日のJLPTのN5の補講用に聴解問題のプリントを準備したりで大忙し。11年生の授業では先ず12月9日に開催される『モンゴル全国中高生対抗・漢字ナーダム』の告知をしました。

そして簡単な選抜試験を実施。昼食を挟んで、さっそく採点をして上位4名(女子2名と男子2名)を選び、同僚の若いS先生に報告。12年生のDにも声をかけて呼び出し、同じ選抜試験を。もちろん彼女がダントツでトップの成績。

この日は、外国人教師の授業評価をしなくてはならず(全くばかげた形式的なもので抵抗感があったのですが)、日本語科の同僚のモンゴル人のB先生の6年生の授業見学を。彼女は絵カードや文字カードを使って手際よく単語や文型を導入していて感心しました。

このレベルでは、やはり圧倒的にモンゴル人教師のほうが適任だと思いました。私などはモンゴル語もできないし、生徒には英語も通じないので、低学年の授業は困難だと痛感。夕方からN5の補講。聴解練習を60問くらいさせましたが、正当率50%以上の生徒が2/3くらいいて、少し手応えを感じました。明日の補講の読解問題のプリントの準備もして帰宅しました。

20日(火)
ようやく『漢字ナーダム』に出場する高校生部門の5名が決定。N5の補講では読解練習を。1問毎に、私が設問を読み上げ、それをモンゴル人のS先生が通訳した上でやらせても、皆、一様に困り顔。い

つもハキハキとして頑張り屋の7年生の女子Gも珍しく終始、眉間にシワを寄せてなかなか理解できない様子。15問やらせて、結局、正答率は5割未満が大半。本試験では、勿論、モンゴル語の訳など無いし、よほど語彙・文法を勉強しなければならないことを強調しました。

Vol.30「『外国語ナーダム』『学芸会』とイベント続き!!」へつづく

Leave a Comment

CAPTCHA


無料資料請求  個別カウンセリング