日本語教師ブログ – モンゴル編「ウランバートルの空に」vol.33

『漢字ナーダム』も期末も終えて、遂に、冬休みで一時帰国!【前半】

12月9日(日)
今日は『モンゴル全国中高生対抗・漢字ナーダム』の開催日。スタッフのモンゴル人や日本人教師や関係者は午前9時に会場となる『国立モンゴル大学』に集合。主催者の日本語教師会の重鎮である日本人のN先生の他、日本人教師8名、モンゴル人教師10名。そして学生ボランテイア10名余でスタンバイ。優勝チームに渡すトロフィーや缶バッチ、表彰状、そして試験問題などを用意しました。

続々と学校の生徒たちが。全13校(中には地方からの参加校も)。100名以上の生徒が集まり10時よりスタート。日本大使館の関係者も来賓で、我が校からは中学生チーム5名、高校生チーム5名計10名が参加。

「筆記試験」「部首」「記憶」「画足す」「パネル漢字」と競技を進め、大急ぎで各校の点数を集計して総合点を出して結果発表。我が校は残念ながら、中学生が4位、高校生が5位どまり。わざわざ見学に来たN校長も不機嫌な様子でそそくさと帰ってしまいました。

10日(月)
11年生の授業では日本食をPCで写真を見せて紹介。「牛丼」「親子丼」「天丼」「寿司」「とんかつ」。殆ど馴染みのない彼らにとっても「とんかつ」だけはウケました。ところが、この日の午後1時から6年生から12まで1クラスごとに、生徒たちが図書室に呼び出されて、校長、教頭、校長夫人、その他、各担任や各課目の先生方から、訓戒(?)を受けるはめに。

私の担当は11年生(高2)と12年生(高3)だけだったのですが、各学年30分以上もかかったため、私の出番は16時半過ぎから。そして11年生の講評。「卒業まで1年半しかないのに、のんびりしすぎ。皆できるのに、やる気が感じられないのが一番もどかしい。理解力も発音もかつて私が教えていた中国人の大学生と対等かそれ以上なのにもったいない。」などと努めて優しく諭しましたが、その後、校長夫人や校長が珍しく声を荒げて叱責の嵐。

担任や他の先生方もかなり厳しく注意をしていました。確かに問題のあるクラスですが、なんと「お説教」は2時間以上にもわたり、さすがに可哀想になりました。12年生の方は至って穏当。優等生のDをほめちぎって「あなたは当校で最高の生徒だと思っている。本当に誇りに思う。将来、日本に行っても頑張りなさい」としめくくりました。

11日(火)
昨日のお説教が効いたのか、11年生は見違えるよう。これまでふてくされていた女子が懸命に辞書を引いたり、他の生徒もノートをとったり。果たして、いつまで続くやらですが・・・。でも何だか全体にクラスの雰囲気が明るくなったのが、一番嬉しく感じられました。

13日(木)
11年生の期末試験を実施して採点したところ、合格ラインの60点を超えている生徒は半数の6名しかいなかったので救済策が必要かもしれません。一方、12年生のDはWHAM!の「Last Christmas」を鼻歌で盛んに。

学校、いやウランバートルの街全体がこの曲でもちきり。30年以上も前の曲なのに、やはりモンゴル人の西洋への憧れは相当なもの?Dは他にもマライヤ・キャリーとかABBAとかよく知っていました。また今日は、校長夫人Hさんの誕生日。お祝いに少し素敵なキャンドルをプレゼントしました。

14日(金)
11年生で60点未満だった生徒への救済策として、年賀状制作の課題を与えようと思いつき、S先生の承諾を得て、来週の月曜日にやらせることにしました。
一方のDも、期末試験は68点でした。こちらも年賀状制作で加点することにしました。

11年生の生徒たちは、俄然「やる気」モードにチェンジ?来年の前半にJ-TESTやNATのN5、N4を受験しようする子が続出して、こちらがビックリ!

16日(日)
この日は、私が同僚の若い方のS先生にお願いして、日本へのお土産を物色しに市内に出かけました。「ノミンデパート」内のギフトショップで、できるだけキッチュなものを何点か購入。その後、彼の紹介で市内でも有数の老舗の日本料理レストラン『さくら』へ。店員も皆、日本語を喋りメニューも日本語。お互い、チキンカツ定食をほおばりました。とても美味!その後は近くのカフェへ。

17日(月)
11年生の授業で、年賀状を作らせました。PCの写真で見本を見せ、「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」「Happy New Year」と挨拶文を導入し好きに書かせましたが、様々な色のペンやクレヨンまで持ち出して一生懸命。ともかくこのような美術センスは結構優れています。「十二支」もモンゴルにもあり、来年の干支の猪の絵も嬉々として描いていました。この年賀状は私の「宝もの」です。

18日(火)
11年生の授業で、日本で有名なクリスマス・ソングは?と。本当は、山下達郎の『クリスマス・イブ』を聞かせたかったのですが、不具合でダメ。すると一人の男子がモンゴルの曲を。すごく明るくテンポの良い曲で思わず全員で手拍子。

vol.34へつづく

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