日本語教師ブログ – モンゴル編「ウランバートルの空に」vol.34

『漢字ナーダム』も期末も終えて、遂に、冬休みで一時帰国!【後半】

19日(水)
11年生の授業で、今度は「日本のお正月」の紹介。PCの写真を見せながら「大晦日」「年越しそば」「初詣」「除夜の鐘」「おせち料理」「お年玉」を。皆、ふーんという感じで余りピンとこなかったようですが、最後に日本のデパートのカタログを見せると食いつきの凄いこと!しかも「おせち」ではなく「クリスマス・ケーキ」の方。特に女子は奪い合いをして大変なことに・・・。やはり女子にはスイーツですね。

20日(木)
今日の11年生授業で「すごろく」を。まあ、それなりに楽しんでやっていましたが「じゃんけん」が日本とは微妙に違うようで面白かったです。12年生の授業で、二人にスーパーで予約する「おせち料理」の値段を見せたら驚愕。換算すると900,000tgも。モンゴル人の平均月給の2倍ですから。

21日(金)
午前中、妻がモンゴルの旧正月に着用するデールが遂に完成。とてもモダンな色合い。

11年生には、満を持して山下達郎の『クリスマス・イブ』を聴かせました。なかなかの反応。男子たちはサビの部分をハモってもくれました。そして続けて、Kiroroの『未来へ』。やはり名曲。耳を傾けてメモをとっている女子もいました。

また、冬休み中に帰国することを伝え、生徒それぞれに来年のJLPT対策用のテキストN5、N4、N3も貸し出して、これで勉強しておくようにと伝えました。再来年の夏に卒業するまでに、せめてクラスの半数近くはN3に合格してもらいたいものです。

そして、この日には、以前から生徒の一人と約束していた女子会も開催。「学期最後だしと、全員にケーキとジュースをごちそうするよ」というと、11、12年生の仲良し7名が参加。学校の1階の『MONA COFFEE』に集結。

妻も同席して、今時の女子高生の話がいろいろと聞けて面白かったです。タイや中国へ行ったことがある生徒も。「モテ女子は誰?」で盛り上がり、「学校一のハンサムは?」など話題は尽きず大笑いの連続。でも一様に、この学校を卒業してもモンゴルの大学には進学しないと。

卒業しても就職先が無いらしい。殆どが日本かアメリカかオーストラリアかヨーロッパへ留学したいと言っていました。親の世代が海外に行く人が多いことも反映していると思いますが、モンゴルの若い人たちが置かれている状況はかなり厳しいと実感しました。

また、この日、我が校が地区のBEST1学校に選ばれました。誇らしげに記念の盾を掲げて入場してきた校長と教頭を生徒たちが、やんやと喝采で出迎えました。普段、割とクールな校長も満面に笑みを浮かべ喜んでいたのが印象的でした。

22日(土)
この日は、お世話になっているガイドのRさんの誕生日。市内の韓国系パン・ケーキ屋兼レストラン『TOUR Les JOURS』でささやかな誕生日会を開きました。彼女から妻には革製の手袋のプレゼント。ありがたいことです。

23日(日)
今日は、我々の結婚記念日。同僚の日本人の両S先生を招待しました。黒パンにキャビア、カレーライス、そしてイクラ丼。特にイクラ丼にはお二人とも感涙(?)して大喜び。

年配のS先生は、どうやら来年夏までは学校に残ると聞いて一安心。色々と話題が出ましたが、ショックだったのは、学校の食堂で働いている男性職員が学校を辞めて、1月から愛媛の会社で建設作業員として働きに行くとのこと。

月給僅か20万円。下手をしたらパスポートを取り上げられて奴隷のようにされてしまうのではないか・・・。当地ウランバートルにも怪しげな日本人の「人買い」は時折来るようです。そりゃ、これだけ人手不足で経済が成り立たない日本とはいえ、悪徳業者には目を光らせないと!

24日(月)
終日、生徒たちのは「クリスマス・パーティー」。我々は職員室で、第2学期の記録(生徒の出席、授業態度、そして授業内容)を記入。またこの日は校長の母親であり、この学校の設立者Nさんの誕生日でした。

25日(火)
11、12年生の授業とも、半ば雑談。そして「良いお年を」という挨拶を導入して、お別れ。冬休みの1か月半、少しでも日本語を忘れないでいてくれれば良いのですが。そして、午後早々にも、仕事にケリがついたので、校長に挨拶。にこやかに「See you next season.」「Have a nice holiday!」と。日本語科の先生方にも挨拶をして退勤しました。

26日(水)
早朝、校長夫人のHさんが迎えに来てくれ車で『チンギス・ハーン国際空港』へ。今朝はマイナス25度らしい。MIATモンゴル航空、成田行きは、ほぼオン・タイムで出発。そして何とフライト時間4時間03分で到着。香港より近いです。成田空港のターミナルを出ると気温は11度。

はああ〜、春のよう。「遠いようで近い国、モンゴル」。ともあれ、こうして何とか4か月のウランバートル・ライフが一端、終結しました!

Leave a Comment

CAPTCHA


無料資料請求  個別カウンセリング