特別講演会「外国ルーツの子どもを支えることばの力 地域日本語教室の現場から」開催報告
【イベント概要】
開催日:2026年5月
会場:TCJ日本語教師養成講座 東京校
講師:山田 拓路 様(認定NPO法人メタノイア 代表理事)
形式:ハイブリッド開催
本日は、認定NPO法人メタノイアで代表理事を務める山田様にご登壇いただき、「外国にルーツを持つ子どもに対する日本語教育」をテーマにご講演いただきました。
メタノイアが実施する、文部科学省現職日本語教師研修プログラム普及事業「児童生徒等に対する日本語教師【初任】研修」や、その背景となる日本語教育を必要とする日本国籍・外国籍児童の実態を、実際のケースを用いて具体的にお話いただき、大変貴重な講演会となりました。
子どもの日本語教育は言語学習だけでなく、自己認識や自己表現、ひいては成長そのものに大きな影響を与えます。母語と日本語のどちらも大切にして成長をサポートする教育現場のリアルを、写真やエピソードを多く用いてお話いただき、子供の日本語教育への理解が深まりました。
【参加者の声】
・外国ルーツを持つ児童生徒が直面する困難や、それを取り除くために日本語教師として必要な資質や能力、姿勢について、実態に即した話が多数聞けて、大変参考になった。ぜひ、今後目指してみたいと思う。
・まずは「その子の存在をまるごと受け入れる。歓迎する」これ、絶対に忘れずにいようと思います。私は来月から養成講座を受講するので、日本語教師として働くのはまだ先ですが、今日、目指すべき方向性がはっきり見えました。素晴らしい講演会をありがとうございました。
・子ども達は望んで日本に来たわけじゃない、ということと、知らない土地分からない言語で「こわい」と思ってやってくるということ。思春期だったり親御さんの固定観念で衝突がまま起こると聞いて日本語学習以前に心を安らげ頼れる場所が必要なんだと分かりました。実情を知ることができて唸りました。ありがとうございました。
・「子どもを同化させない」という教育の視点に良い気づきをいただきました。子どもが持っているルーツを大切にしながら日本語力を引き出すということを、今後の日々のレッスンに生かしていくとともに、より多くの子どもの支援に関われるように力をつけていきたいです。ありがとうございました。
・日本にいる外国籍の子ども達の現状と、子ども達の成長の伴走者としても大事な役割を日本語教師は担っている事を確認する事ができ、大変有意義な講演会でした。
・外国にルーツを持つ子供たちへの日本語教育というのは、子供たちの権利を守るための福祉の側面を持つ大切な仕事なのだなとあらためて思いました。
・現実をしっかりお話ししていただけてとても良かったです。先生の子どもたちに対する愛情が伝わってきました。
TCJ日本語教師養成講座では、修了生、日本語業界で活躍する方々との交流の機会を定期的に開催しています。
「日本語教師としての第一歩を踏み出したい」「現場のリアルを知りたい」方は、ぜひ次回のイベントにご参加ください。イベント情報は公式サイト・SNSで随時発信しています。