愚痴りながら助け合うことも、当たり前に使ってきた日本語について山ほど新たに知ることも、実習で凹んだりすることも。そのどれもが今に活きています。

教育学を専攻した大学時代に日本語教育に興味を持ち、短期間の養成講座に通ったりもしましたが、その後、無関係の仕事についてからはずっと忘れていました。近年、インターナショナル校の生徒やそのご家族と接する機会が増えたことで、かつての興味が甦り、今後の自分のライフプランも踏まえ、チャレンジをするなら今！と決断しました。

半年間で基礎から実践まで体系立てて学習できることが第一条件でした。次いで、日本語学校を併設していること。日本語学習者のリアルなニーズを教育内容に反映しやすいと思ったからです。仕事しながら受講するために、オンラインと通学のハイブリット授業であることも重要でした。それらを備えた数校を訪問してカウンセリングを受け、親身なサポートや設備の整った学習環境、在校生や教員の方々の雰囲気から、TCJに決めました。

ビジネスマンやその家族への日本語教育に携わりたいと思っています。日本語教師の資格を活かすことはもちろんですが、ゆくゆくは、これまでの自分のキャリアやリソースとも融合させて、日本滞在をより充実したものにするためのサービスを提供できればと夢想しています。

「仕事しながらの半年コースはキツいですよ」とカウンセリングで言われましたが、その通りでした。特に後半は実習に加え理論の試験もあり、人生でいちばん勉強したかもしれません。 でも、楽しかった！ 全員社会人のクラスで愚痴りながら助け合うことも、当たり前に使ってきた日本語について山ほど新たに知ることも、実習で凹んだりすることも。そのどれもが今に活きています。 いよいよ国家資格となることですし、少しでも興味がおありでしたら、まずは飛び込んでみることをオススメします。