年齢制限はない!?本当に定年後も日本語教師として働けるのか?
世界的に注目される日本は現在多くの外国人の留学先や就職先になっています。これからさらに増えてくる外国人に日本語を教える需要はますます高まってきています。
日本語話者は世界的にも第9位を占めており、決して少なくありません。日本国外では約300万人が日本語を学んでおり、日本国内には12万人以上の日本語学習者がいます。今全体的に日本語教師は人手が不足しており、こうしたことから日本語教師は需要のある仕事だということが分かります。
日本語教師の年齢は高い
どんな年齢層が日本語を教えているかというと、日本語教員の約3人に1人が60歳以上という職場が多くなってきています。シニアだからといって日本語教師を敬遠するということはなくなってきました。
実際、日本語教育能力検定試験という日本語教師としての知識と能力を計る試験では50代以上の受験者が毎年増加しており、2008年度には50代以上の受験者が1000名以上いたという記録があります。
経験のある50代以上の日本語教師は特に外国人の間で人気です。生徒の中には単に言語以上のものも吸収したい、つまり日本の文化や考え方などを知りたいという方が少なくありません。
そのため社会経験の豊富なシニア世代の日本語教師を好む学習者が多いのです。そのため定年後でも選ばなければ働き口は見つかる場合が少なくないのです。
資格と収入
日本語教員養成講座や日本語教育能力検定試験などには年齢制限が設けられていません。定年後の方でも受講することができます。中には70歳から受講した人もいるほどです。
いきなり日本語教育能力検定試験を狙うのは難しく、全受験者の中の20%程しか合格できない難しさがあります。そのため多くの人は養成講座や日本語学校でしっかりと基礎から学んで受講するほうが無難でしょう。
日本国内の日本語学校で教える場合の給料ですが、時給にして1,500円から2,000円の間が多いです。授業には必ず予習がつきもので、生徒だけでなく先生も教えるために事前に授業内容を組み立てないといけません。
大体の学校では午前3時間、午後3時間というシステムを取っている学校も少なくありません。日本語教員のシニア世代の方は午前中のみ、または午後のみという人がほとんどで、非常勤講師が多いのが現実です。
日本国内外で需要が高い
日本語教師は日本国内また外国でも働き口を見つけることができます。中には80歳代の日本語教師がネットを使い外国人に日本語を教えるケースもあります。たとえ高齢でも意欲があれば日本語を教えることができるでしょう。
外国人が来日して研修を受ける際に、日本語教師を募集している会社もたくさんあります。教える分野は日本語教育に加えて、日本のビジネスルールや慣習、日本文化について教える必要があります。若い日本語教師にはこうしたことを教えるのに不慣れなことがあっても、社会経験を積んできた定年後の日本語教師には馴染み深い仕事内容ではないでしょうか。
また海外に渡航してそこで国際交流やボランティアとして外国人に日本語を教える人もいます。その他にも中国などのアジア圏にある大学で日本語や日本文学を65歳で教える方もいるのです。最初に述べた日本国内の12万人以上の学習者の8割はアジア圏の方という調査結果から、アジアの国々で日本語を教えることも需要が高いといえます
日本語を教えることで、二重に教えられると言われる方もおられ、生徒を通して学んだり助けられたりすることもあります。授業のために精一杯準備し、教えることのやりがいを感じている方もいます。定年後の第二の人生として日本語教師を選ぶ方は少なくありません。
まとめ
定年後であっても働き口は日本国内外問わず開かれています。日本語教育以外にもこれまでの経験を留学生の進学や就職サポートに活かすことができます。まずは養成講座を行っている学校に見学に行ったり、情報収集をしてみるといいかもしれません。
国家試験対策が必要な方へ
TCJ日本語教師養成講座では、日本語教員試験の学習に特化したeラーニング教材を開発しました。
令和6年度日本語教員試験での合格率(当社調べ)
・基礎、応用試験 合格率44% (全国平均8.7%)
・応用試験のみ 合格率71%(全国平均 60.8%)
試験ルートの合格率が全国平均の約5倍となっています。
【こんな方におススメ】
・試験ルートで登録・日本語教員の資格取得を検討している方
・現在日本語教師として活躍中で経過措置に国家資格への移行が必要な方
・養成講座受講中で国家試験対策に不安がある方
詳しくは公式サイトでご確認ください。↓のリンクをクリック。
「〇抜き言葉」「〇入れ言葉」いくつ知っていますか?
日本語教育に携わっていない方でも「〇抜き言葉」と言ったら「ら抜き言葉」が頭に浮かぶのではないでしょうか。 「ら抜き言葉」とは、「食べられる」→「食べれる」 「来られる」→「来れる」 のような本来「ら」が入るべきところに「ら」の抜けた言葉のことで、話し言葉で使われることが多いです。 今回は「ら抜き言葉」を含め、〇抜き言葉、〇入れ言葉と呼ばれている言葉遣いを、日本語話者が日常的に使っている表現と日本語教育の現場での扱いについてまとめました。
あなたの考えるビジネス日本語とは
みなさんは「ビジネス日本語」についてどのように考えますか。職場で、生活している環境の中で、「働く外国人」の姿を多く見かけるようになったと感じることはありませんか。厚生労働省の調査によると、2023年10月末現在で外国人就労者の数は204万8675人、前年の同じ時期に比べると12.4%も増加し、過去最高の人数となっています。増加し続ける外国人就労者が日本で能力を発揮し、ストレスを感じず、よりよい仕事をしていくために必要なことのひとつが日本語の習得です。その、外国人就労者が働く上で必要な日本語の習得をお手伝いすることも日本語教師の仕事の一つです。外国人就労者の増加とともにビジネス日本語を教えることは今後日本語教師の仕事の大きな柱になっていくと思います。