文化庁の資料を読む以前から、日本語教育の現場ではこういったビザに関する知識の必要性は常々感じてきました。特に目的や計画もなく来日する学生もいますが、多くの学生たちは進学や就職など明確な目的を持って来ています。
とはいえ、異国での生活の厳しさからつい勉強を怠けてしまったり、目標を見失ったりといったことがないわけではありません。
そんなとき、滞在に必要なビザに関する具体的な話ができることによって、学生の勉強へのモチベーションを上げることができます。進路に関わるビザについての知識があれば、学生からの信頼も得やすいでしょう。
短い期間で関わり日本語を教えておしまい!ではなく、将来のことを含めて学生一人ひとりを大切に考えていることの表れが、異国に住む外国人にとって何より大切な「ビザ」の知識といえるでしょう。