非常勤日本語教師の1日ってどんなスケジュール?
概要
みなさんは、非常勤日本語教師が日本語の授業以外で何をしているかご存知ですか?
授業をすることは分かっていても、どんな準備があって、実際に授業を行ったあと何をしているかなどはイメージできないという方もいらっしゃるかもしれません。今回は非常勤の日本語教師がどのように働いているのか、お伝えできればと思います。
非常勤日本語教師の1日を知ろう!
非常勤日本語教師の仕事というと、「授業をすること」だけをイメージする方も多いかもしれません。ですが実際には、授業の前と後にもさまざまな業務があり、拘束される時間は授業のコマ数以上になります。
時間割は学校によりますが、90分×2コマ、または45分×4コマという形が多いです。たとえば、午前中に90分授業を9時から行うとすると、9:00〜10:30が1コマ目、休憩をはさんで10:50〜12:20が2コマ目、というイメージです。ただし、9時に学校に到着してすぐ授業に入るわけではありません。ある日のスケジュールを見てみましょう。
時刻 業務内容
8:30 出勤
8:35 教務室で当日の宿題・配布物を確認、印刷
8:45 当日の授業内容を確認
8:50 出席簿など必要なものを持って教室へ移動
9:00 1コマ目スタート
10:30 休憩:学生からの質問対応、
進路関係の書類の受け渡し
10:50 2コマ目スタート
12:20 出欠の最終確認、提出ノート/宿題の整理
12:30 教務室へ移動、採点/小テストのチェック
13:30 退勤
こうして見てみると、授業そのものは3時間でも、実際にはその前後に一時間近い業務があることが分かります。では、具体的に何をしているのか、順番に見ていきましょう。
授業前には何をする?
学校に出勤したら、まず何をするのでしょうか。人にもよりますが、授業開始の20〜30分前には出勤しておくと安心です。とくにクラスを受け持って慣れないうちは、教室がどこにあるか、貸与物はどこに置いてあるかといった場所の確認に思いのほか時間がかかり、直前になって慌てることもあります。少し早めに着いておくだけで、落ち着いて一日を始められます。
初回授業なら、教室の場所に加えて、クラスに何人いるのか、名簿も確認しておきましょう。それから、当日使用する配布物のチェックです。配布物とは、たとえば漢字テストや宿題、そしてご自身の授業でプリントを使うなら、それをクラスの人数分印刷することになります。
この印刷まわりは、学校によって進め方がかなり違います。漢字テストや宿題など共通カリキュラムに載っているものは、あらかじめ事務作業担当の方が印刷して、各クラス分の印刷ボックスに用意してくれている学校もあれば、講師が自分で刷る学校もあります。働き始める前に、こうした学校ごとのルールを確認しておくと、当日あわてずに済みます。
私自身も新任の頃、漢字テストと宿題を刷っておかなければならないところを漢字テストしか刷らず、宿題を刷り忘れたために、学生を待たせてしまうこともありました。また、その際にアルバイトですぐに帰らなければならなかった学生には、渡すことができなかったため、スケジュール通りに宿題が渡せなかったということもありました。
チームティーチングの場合、スケジュールを変更しないといけないということにもなりかねないので、事前の授業準備が大切です。
授業時間はどれくらい?
授業時間は、留学生を対象とした告示校や認定機関の日本語学校では、45分×4コマ、または90分×2コマが多く、コマとコマの間には10分ほどの休憩があるのが一般的です。
ただ、この休憩時間にしっかり休めることは、実はあまり多くありません。たとえば、遅刻してきた学生になぜ遅れたのか事情を聞いたり、「専門学校に出す志望理由書の書き方がこれで合っているか見てほしい」と相談を受けたりします。進路専門の教務がいる学校でも、その場で教えている先生に直接尋ねにくる学生は少なくありません。休憩のあいだも、こうした一人ひとりへの対応があることを想定しておきましょう。
また、授業が時間内に終わらないこともあります。自分の時間管理はもちろん、学習者の発言が広がったり、グループワークが盛り上がったりして、予定より延びてしまうことがあるかもしれません。その場合は、次のコマや休憩の時間で調整することになります。決められた時間の中で、その日の状況に合わせて柔軟に動くといった、臨機応変さが求められる仕事だといえます。
まとめ
授業が終わったら、漢字テストや提出された宿題、授業プリント、ノートのチェックを行います。目安は30分〜1時間ほどですが、作文の添削など「正解」のない課題を見る場合は、さらに時間がかかります。
また、その場に翌日の担当講師がいれば、直接引き継ぎを行うこともあります。授業の進捗だけでなく、学習者の気になった反応や、間違いの多かったところなど、書類に書ききれない情報を口頭で共有するといった細やかなやりとりも、日本語教師の大切な仕事の一つです。
こうした授業以外の業務にはほぼ必ず時間がかかりますが、学校によっては、コマ給とは別に「事務作業費」として給料が出るところもあります。働き方を選ぶときは、コマ単価だけでなく、事務作業への手当があるかどうかも、ぜひ求人内容を確認してみてください。
体験しながら学ぶ
上記のように、日本語教師の仕事は授業そのものだけでなく、その前の授業準備から、授業後の採点や引き継ぎまで含めた一日の流れでできていますが、実際に現場で働いてみないとなかなか実感できないかもしれません。
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文字を覚えるとはそもそもどういうことか。このようなことを考えたことがあるでしょうか。学校教育で習うものですが、体系的に教えてもらったという記憶が曖昧ではないでしょうか。字を自然に習得し、いつのまにか覚え、自分なりに規則性を見つけて獲得して来ました。そのため、「字を教える」ということを明確に説明できるは人なかなかいないと思います。日本語教師になっても字の教え方ってどうなっているの?となりがちです。字を教えるためのスキルやノウハウ、教材などがあふれています。それが字を覚えるということの一連の流れの、どのような位置づけにあるのかをまとめていきたいと思います。