

仕事と家事で自分を見失いそうな日々でした。職場の先輩の転身と佐々涼子さんの作品に触発され、社会を少しでも良い方向へ変えたいと日本語教師の道へ。
日本語教師を目指したきっかけはなんですか。
仕事に家事にと目まぐるしい日々の中で自分を見失いそうになっていた時、職場の先輩が日本語教師の資格を取得し、新しい道へと踏み出されたと聞き、興味を持ちました。そんな折、元日本語教師のノンフィクション作家、佐々涼子さんの作品に出会いました。自分の力で社会を1㎜でもよい方向へ――そんな気持ちも少しあったかもしれません。
TCJでの受講を決める上で、決め手になったことは何ですか?
実技は対面でベテランの先生方やクラスメイトから刺激を受けながら、理論はオンラインで、マイペースで受講できること、立地の良さ、YouTubeで積極的に情報発信していることなど、総合的に私が求める条件を備えていたことから、TCJを選びました。
今後、どのように日本語教師の資格を活かしていこうと考えていますか?
現在、TCJで非常勤講師として留学生を教えています。授業を終えて、あの教え方で良かったのかと反省することも多々ありますが、いつも「先生、こんにちは!」と明るく教室に入ってくる学生たちに元気づけられています。いずれはビジネスで日本語の習得を必要とされている方や、生活者の方々のクラスも担当してみたいと考えています。
これから日本語教師を目指す方に、メッセージをお願いします。
「~ている」「~てある」「~ておく」の違いは? 「あげる」「もらう」「くれる」をどう教える?――ロジカルでウィットに富んだ先生方や、さまざまなバックグラウンドを持つ仲間と共にこうした難問を紐解いていくのは、ワクワクする体験でした。これから日本語教師をめざす方もきっと、多くの「能ある鷹」に出会えると思います。